千佳室

主にゲームの世界観やらの深掘り考察感想などが多いようです

シリーズ全作履修完了!最後にピクミン1をやった

2、3、Hey、4を発売時にやって、Heyは途中で積んでたので4クリア後に改めて最初からやったの民、最後に残ったのが1作目であった。やった。
全作と言いつつBloomだけやってないのだが…お使いのデバイスとアプリの都合上できないんだ許してくれ…本家というかメインプラットフォーム向けの全作ってことで…。
ネタバレ


↑ついっちでやったやつ

最後にやるのが1作目となると、4の至れり尽くせりに慣れきった者には相当な試練よ…。
1作目だから荒削りっつったって当時の任天堂のゲームにしてはだいぶきついバランスじゃない!?
犠牲前提のバランスなのは感じるけどそれにしたってだいたいどの原生生物も行動がシビア!予備動作もフォロースルーも短いし体力が多いしなんか瀕死まで追い込んでもそっから減りが鈍くなってるような…(死亡状態になるより体力が減り切る演出が遅いようなというところもある)。
チャッピーですら前から投げると振りほどきより噛みつき優先してくるもんだから(そこは戦略要素ではある)被害が甚大になるし食いついてからピクミン死亡までが早い!
フタクチドックリの吸引時間が短い!これ4やってなかったら倒し方分かんなかった説ある。
クマチャッピーは2よりは全然楽だったけど…そもそも性質自体があまりにも違う(とはいえ目が赤いのビジュアル面では最悪に怖すぎ!)チビクマは踏みつけらんないの何?判定どうなってんの?群れてるからそうしてる間に絶対犠牲が発生するんだよ。
ウジンコもトビンコもまあまあ硬くて全然油断ならない…まあ…意図的な硬さだよね全体的に…犠牲が出やすいように調整してると思う。自然界の厳しさ的なところで。
イモガエルとヘビガラスはぜってー許さねえからな…。
ダマグモもステップが速すぎるし操作性もあって被害が拡大するしボケナメコもえっぐい。笛吹いても洗脳解けないの!?相打ちで味方ピクミンも洗脳ピクミンもまとめて死んでくの!?
殺してこないフーセンドックリやサライムシ、ピクミン選べば死にようがないブタドックリやミズモチは癒やし。…そいつらもやたら硬いけどな!

ダイオウデメマダラも付け入る隙なさすぎるし硬すぎるしバクダン岩どうやって食わせればいいの!?ってなってたけど一度分かってしまえば初撃破は無犠牲という絶妙なバランスだった(でもこれ最初のGC版はもっとキツくてWiiであそぶ版から手が入ってたらしいね…)。
といってもラスボスにしちゃだいぶ意地悪じゃないか!?とも思ったけど、落とすパーツは必須じゃないから実際はラスボスじゃなく裏ボスみたいなもんだし、まあいいんじゃないか?と結論。
でもヘビガラスとイモガエルはぜってー許さねえからな…。

ヘビガラスの何がイカれてるってもう全てだよ!
まとわりつかせても振り払いなんてしてこずガンガン食われるしそのついばみのエイムが雑な割にしっかりピクミン捉えてるし(お前のくちばし判定どうなってんだよ!ザンギかよ!)、頭に投げ当てるなんて狙いが定まらないし、(隊列のピクミン逃がしながら狙いも同時に付けるなんてできるわけないだろ!)言うまでもなく硬いし。
何故かバクダン岩は完全無効化するし!ピクミンごと岩食わせても減りゃしないし!なんだこいつは!
単体でもやべえのに3匹固まってるってなんだよ!そのうち1匹がパーツ持ちだから基本的に3匹とも始末しないといけないし!せめて1匹と戦ってる時に他の奴顔出すのやめなさい!ステイ!
更には行く前の狭い道だよ!勝手に落ちるから大隊連れて渡れないし水辺だから戦闘向きの赤で行けないし!そっち通らず崖側から先に赤投げておいたらオリマーが迂回して合流する前に先制奇襲で壊滅させられてるし!全てにおいて隙のない悪辣さ!何段構えだよ!もうこれアンリ・マユ(絶対的な悪という概念そのものの意)だろ…。

イモガエルはもうとにかく判定と速度!
プレス判定がまあ割と広いしピクミンが素早くない上に笛吹いて戻すのも迅速に行かない、というのになんだその攻撃速度は!跳んでから落ちるまでが速すぎる!大量にまとわりつかせてないと攻撃間隔が短すぎる!
んでだいたい水上だから赤で戦えなくて耐久が高い!
飛び上がった時の高度が高くてそこに投げると真下に行って潰される!
なんだこいつは!なんでこんなやつが大量にいるんだ大水源!
しかもゲート前の奴!お前お前お前お前だよ!お前!地形とカメラの合わせ技で見えなくなる!大混乱してる間に大量の犠牲が出る!ぜってー許さねえからなてめー…。

大隊で狭いところ通ろうとすると勝手に落ちるしつっかえてはぐれるし、道中で勝手に草むしり始めるし、何かというと勝手に落ちたり溺れ死にに行きたがるし、いやあ1作目~~~!4始めた直後に「ピクミンの知性が上がってる~」って言ってたのが染みる。
あとピクミンを先に上に乗せてオリマーだけが使える噴水(間欠泉?)で合流するって仕掛けが多くて、それ関連とかでなんかカービィ2みたいなややこしくて回りくどいいじわるな謎解きが多かったような…こういうの2では見なかったし1特有だよね…。
樹海のヘソに大水源に2マップ続けて水辺が多くゲーム全体で見ても青ピクミンゲーだった感じ。バクダン岩壁もやったら多いけど。
赤は赤で戦闘要員なので価値はあるけど水辺の多さゆえに戦闘に出したくても出せないところが多かった…。あと噴火泉(?)壊せないのなんなんだよ!いやまあそれゆえに輸送に知恵を使わせて手順踏ませる要素だったのだけど、それがまたカービィ2っぽい意地悪さ。

…とまあ直前に最新作やって快適さに慣らされた身からするとたいへんにたいへん!
とはいっても当然「駄作だ!」なんて言えるようなものでは全然ないし、この1作目があったからこそシリーズを重ねて洗練されていったのだし、1作目だから色々荒削りなのは当たり前のことだし、結構な犠牲が出ること前提の難易度で、それを許容すれば充分クリアできるバランスだと感じた。そもそもこのゲームデザインで犠牲をほぼゼロにしたい!なんてのが無理な話なんじゃ!
隊列操作はL+右スティックじゃなくて右スティックだけでやらせてカメラを十字ボタンにしてほしかった…2がこうだった…っけ?元々1もそうだったんでしょ?いやまあそうすると移動しながらカメラを動かしにくくもなるか…。

ホコタテ星人が星の海から生まれて星の海に還るとか2以降全部やってても出てこなかった衝撃の情報が明らかになったんだけど!?
いやこれまあ…先祖が宇宙を渡ってきた暗喩で、宗教観っぽくも見えるけどさ…でも親の躰から生まれてくる生き物ならそういう書き方するかなあ…?
事実はわかんないけどともかくこの一文を見れただけでもやってよかった。

4のフタクチカブト、本作のフタクチドックリ(成体)とよく似た別種なのかと思ってたら改名された同種なのか!確かに本作ダイオウデメマダラもコウテイデメマダラに改名されてたもんな。
2以降のフタクチドックリ(幼体)が本作のと同種なのかとおもったら別種だったんだ、そうか和名違ってたんだ、そう1だけやってなかったゆえの見落とし。

こうして見ると4のオリマー遭難記も航海日誌も本当に1のリフレイン、オマージュ要素だらけだったんだな!続けざまにやってよかったぜ本当に!
最高!この1ヶ月だけで相当ピクミンの世界堪能したわ!
せっかくセットでお得な方買ったんでどうせならこのまま2もやりたいんだけど既プレイだしなんか変な遊び方できないかなあ。